正式名称は『グローバルプロジェクト推進機構』といいます。
世界最大の国際教育ネットワーク、iEARN(アイアーン)の日本センターとして、
日本で初めての本格的な国際協働プロジェクトを推進する教育NPO(特定非営利活動法人)です。
iEARNが展開するICT(情報通信技術)を活用した毎年150以上もの国際協働プロジェクトを、
JEARNのインターネットテレビ会議などのICTを活用した新しい仕組みで、
『学校と地域との連携』を基礎に、会員のみなさまの国際協働プロジェクトを支援しています。
詳しくは、JEARNのWebサイトをご覧ください。
iEARNはInternational Education and Resource Networkの略です。
iEARNは、世界最大のグローバル・教育ネットワークの一つです。インターネットなどのICT(情報通信技術)を活用し、
小・中・高の生徒・先生・学校をオンラインでつなぎ、グローバルなプロジェクトを実践しています。
このプロジェクトをとおして子どもたちはお互いの友好関係を深め、国際感覚を養います。
iEARNは1988年、米ソの高校生による交流から始まりました。
冷戦終結後、子どもたちが世界各地の人々の健康と幸福を考え、地球の未来を語り合う交流の場を作ったのです。
現在iEARNは世界110ヶ国、2万校を超える学校で成り立っています。
約75万〜100万人の生徒が世界中でこのグローバルプロジェクトに携わっています。
詳しくは、iEARNのWebサイトをご覧ください。
現在、iEARNのグローバルプロジェクトは150以上あり、3つの分野で構成されています。
『創造性や言語力を身につける文化交流プロジェクト』
『社会・人間性をテーマにした交流プロジェクト』
『数学や環境問題をテーマに交流するプロジェクト』
iEARNに入ると、既存のプロジェクトに加わることができ、自分達のクラスやカリキュラムに合うプロジェクトを作って、
提案することもできます。プロジェクト参加者は、グローバルな協働作業を通して学んだことを、成果物にして発表し、
世界の仲間たちと共有します。
具体的には、webで作品やレポートを公開したり、出版したり、アートの展示会を開いたり、テレビ会議を行ったりします。
iEARN国際会議で成果を発表することもできます。
iEARNは毎年7月に世界中の先生が集まって国際会議を開催します。
国際会議は普段オンラインで協働学習を進める先生や教育関係者が、1年間のプロジェクトの成果発表、
新しいプロジェクトの提案、これからのiEARNを話し合う場です。
ここで築かれたヒューマンネットワークが、参加した先生の1番の財産になります。
同時に子どもたちの国際会議『ユースサミット』も開催され、子どもたち同士で1年間のプロジェクトを報告し、
子どもたち同士のネットワークを作ります。
iEARNの心臓部が、iEARNフォーラムです。
1日24時間世界中からアクセスがあり、iEARNプロジェクトを動かしています。
iEARNメンバーは各国センターが渡すIDとパスワードでiEARNフォーラムにアクセスすることができます。
プロジェクト成功のカギは、先生同士がiEARNのヒューマンネットワークで信頼できる人間関係を築くことです。
ほとんどの教育現場では学校内においてさえ協働のプロジェクトは少なく、そういう活動に重点をおいていません。
だからこそ、国や地域によって違う学校制度、時間割、年間スケジュール、文化的違い、言語の壁、技術の壁を超えて協働、
プロジェクトで困難を乗り越えるために、先生同士の関係構築が非常に大切になります。
iEARNはオンラインでのやり取りや、国際会議をとおして、互いに信頼できるヒューマンネットワークを重視しています。